「いずれ撤退するだろう」一向に回復しない韓国GM  韓国メディアの報道。

昨年、勃発した韓国GM騒動。
当時の私にはどうして撤退しなかったのか、よくわかりませんでした。

朝鮮日報の記事です。

GM、昨年地方選挙控えた韓国を働き口担保で圧迫…8000億ウォン受け取って

米国ゼネラルモーターズ(GM)は、昨年2月13日、韓国GM群山工場閉鎖を電撃的に発表した。
これは群山工場がすべての生産工程を中断してから5日後に行われたことである。
GMの群山工場閉鎖決定が下された後、7日以上経過した同月20日、国会では、厄介な光景が演出された。
民主党院内代表室で開かれたGM本社役員との面談の席で与野党議員が大挙参加したのだ。
これは当初、GM側は民主党GM対策タスクフォース(TF)と単独面談を行う予定だったが、野党指導部がGM本社側との会話を交わしたいと与党に強く要請した事で参加者が急増した事によるものである。

この日の懇談会には、当時の民主党オウォンシク院内代表とホン・ヨンピョGM事態TF委員長、自由韓国党のキム・ソンテ院内代表、群山を選挙区とするミレダンギムグァンヨウン議員、民主ピョンファダンGM問題鄭東委員長など指導部とGM側からはバリーイングルGM総括副社長兼海外事業部門の社長、カホカジェム韓国GM社長などが参加した。

アングル社長は懇談会後、記者たちと会った席で、「すべての利害関係者の支援と協力を望む」とGMの韓国事業撤退するかどうかは、政府の決定にかかっていると発表した。
GM経営陣は、当時6月の地方選挙を控えた政界に対し仕事を人質として政府支援を引き出すための圧力戦略を駆使した。
国会関係者は「政界のこのような姿が、今後の交渉で言いなりの口実になった」と話した。

匿名を要求したA大学自動車部B教授は「もし現代自動車が米国アラバマ工場を閉鎖すると発表し米国議会を訪れたなら、韓国でGMが受けたのと同じ支援を期待する事は容易ではない」とし「むしろ議会聴聞会に連れて行かれが厳しい非難を受けることは明らかだ」と述べた。

GMをおもてなしした、政界… 交渉の主導権を握ったGM

韓国GM群山工場閉鎖決定が下されたか1年が過ぎた今も韓国GMの未来はまだ不透明だ。
GM本社は昨年11月に発表した大規模な構造調整案に基づいて、4日(現地時間)から事務職の従業員4000人をエクスポートする手順に着手した。
GMはリストラを発表し、北米でのホワイトカラー従業員15%、約8000人を削減し、全世界の工場7カ所を閉鎖すると発表した。
ますます工場稼働率が低下している韓国GM富平・昌原工場も、GMのリストラに無関係ではない。

韓国GMの危機が終わっていないのは、韓国GMの経営正常化交渉が政治的利害関係とかみ合う交渉だったという指摘が絶えない。
昨年4月、政府・産業銀行とGMの交渉過程をみると、交渉の主導権は、GMが握っていた
一方、政府と産業銀行は、自動車産業のパラダイム変化を読み取ることができず、政治的な利害関係に誘われてしまった。

結局、政府が韓国GMの2大株主である産業銀行を通じて7億5000万ドル(約8000億円)の資金を投入することにし、韓国GM問題は一段落した。
政府と産業銀行は韓国GM経営正常化交渉で15万6000人の雇用を10年以上保つことができるようになったと自画自賛した。

しかし、専門家は、政府と政界が自動車産業の進むべき方向を見ずに雇用問題だけを見て支援を決定したのは、韓国GMの経営正常化交渉が拙速にならざるを得ない評価した。

自動車業界の関係者は、「GMが8000億ウォンを受けたため、韓国に続けて滞在という考えは誤りである」とし「政府の支援は、GMの撤退を静止しただけで、今後GMは、さまざまな方法で構造調整をしようとするだろう」とと述べた。

GM「韓国撤退説」火種は潜伏

昨年5月にGMは韓国GM経営正常化をサポートするために、新車の2種を韓国の工場に割り当てた。
2021年富平工場で準中型スポーツ用多目的車(SUV)、2022年昌原工場でのクロスオーバー・ユーティリティ・ビークル(CUV)を生産する。

今後3〜4年後に新車が出ることで改善効果があることがあるだろうが、それまで持ちこたえる容易ではないようだ。
すでに韓国GMの自動車販売台数は急減している。
韓国GMの昨年内需と輸出を合わせた総販売台数は46万2871台で、前年と比べて11.8%減少した。
国内市場では、9万3317台販売と29.5%急減した。

現在、韓国GMは群山工場閉鎖に伴う韓国撤退説が浮き彫りになり、ブランド価値が大きく毀損され、内需市場で苦戦を強いられている。
いつ去るかもしれないという不安感による中古車の価値の下落、アフターサービス(A / S)などの懸念に韓国GM車の消費者の外面を受けている。
このため、昨年、韓国GM代理店20ヶ所余りがドアを閉め、3400人だった営業担当者は、2000人体制の維持も難しくなった。
営業網が事実上崩壊しているのに、韓国GMは特別な措置をせずにいる。
また、頻繁に発生する労使対立で、生産性が下がり続けているという点も韓国GM経営立て直しの障害である。

GM本社が韓国から10年間撤退しないと約束したが、韓国市場では絶えず撤退論議が起こっており、その根本的な原因は、GMのグローバル経営戦略にある。
最高経営責任者は、GMを内燃機関車中心から電気自動車や自律走行車を中心とした新技術企業に変えようとしている。
その為、自動車産業のパラダイム変化に対応していない工場は構造調整の対象となるしかない。

国内工場は、GMのグローバル経営戦略に完全に合致すると見るのは難しい。
GMは2023年までに20種の電気自動車を生産することにしたが、韓国GMは電気自動車を全く割り当てていない。
電気自動車や自律走行車などGMが未来をかけている車種の割り当てを受けなければ稼働率が落ちる為、韓国GMの工場稼動中断と撤退説は、いつでも再燃するだろう。

自動車業界の関係者は「GMは韓国GM工場に追加新車の割り当てよりも、トラヴィス、春分など米国生産車を輸入して韓国市場に販売しようとしている」とし「韓国GMが生産より販売に依存する組織に縮小される可能性もある」と憂慮した。

 

冒頭にも書きましたが、私には再生不能としか思えない、韓国からGMが撤退しなかった理由が分かりませんでした。
続ければ続けるほど赤字が増えるのにどうして?
と思っていたのですがこの記事を読んでその理由に気が付きました

この記事を要約すると
・韓国政府はGMの撤退を盾とした戦略になすすべもなく言いなりになって税金を投入した。
・税金を投入したにも関わらず、業績は好転していない、このままではいずれ工場の閉鎖が起こるだろう。
にまとめられます。

最初からGMは「儲からないし、労組は無茶苦茶。韓国が資金をださなきゃ撤退するぞ」って脅しをかけてきてたんですよね。
で、失業率で苦しんでいるのが韓国。
そこへ撤退なんてされようものなら、失業率がさらに悪化することは目に見えています。
ですから、こう脅しを掛けられれば韓国政府としては資金を提供するしかないんです。
まあ、当然の成り行きでしょう。

そして、韓国から金をもらって、韓国GMはとどまります。
が、当然のように業績は好転しません。
でも、これよく考えるとGM側とすれば韓国政府から金をもらって工場を動かすんです。
利益がどうとかどうでもいいんです。
なくなったら、ゾンビ企業らしくおかわりをすればいいんです・
タカリ文化の韓国ならではの名案であり、GM全体とすれば極めておいしい話。
だから、撤退しなかったんです。

更には、10年間は撤退しないと約束はしましたが、工場を閉鎖しないなんて言っていません。
なんらかの形で韓国内にGMを残せばいいんです。

おそらく、そのうち同じ問題を起こすんじゃないでしょうか?
そして、「資金くれなきゃ工場閉鎖するけどいい?」なんて感じで韓国政府に圧力をかけるなんて展開を私は予想します。
この時、韓国内でどんな騒ぎがおこるのか?
ちょっと見ものです。

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