日本国債の長期金利が低下  メディアの記事と個人的見解

去年の12/28で朝日新聞からこんな記事が出されました。

長期金利、1年3カ月ぶりマイナスに 株価下落が影響

28日の東京債券市場で長期金利が低下し、指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、前日より0・03%幅低下(国債価格は上昇)し、マイナス0・01%となった。長期金利がマイナスになるのは昨年9月以来、1年3カ月ぶり。

 世界的な株価下落で、安定的な資産とされる国債を買う動きが強まり、金利が下がりやすくなっている。
日本銀行が27日公表した来年1月の国債買い入れ方針で、購入額を従来より減らさなかったことで、市場には国債の品薄感も出た。

 日銀は大規模な金融緩和で長期金利が下がりすぎたため今年7月に金利上昇を容認する政策修正を行った。長期金利が「ゼロ%程度」になるように国債を買うが、買う量を調節して、金利変動幅を従来の倍程度のプラスマイナス0・2%に広げた。

 今月20日の金融政策決定会合後の記者会見で黒田東彦(はるひこ)総裁は、「その範囲でマイナスになってもそれ自体は問題ではない」と、マイナスを容認する発言をしていた。これまではプラスマイナス0・2%の範囲内での金利上限が意識されてきたが、金利低下局面ではマイナス0・2%の下限が意識されそうだ。
https://www.asahi.com/articles/ASLDX55TJLDXULFA01G.html

 

以下はこの記事に対する個人的見解です。

景気が悪くなると長期金利が低下する。

これは日本国債の金利が下がったというニュースです。
こういった、現象をメディアが書くとどうなるのかといえば「長期金利の低下は景気の低迷を意味する」とかいいだすんですよね。
確かにこれは正しい意見ですが、私個人から言わせればあまりにも端的なもののいいかたです。
「長期金利は、国債 が人気になって買われれば低下し、国債が不人気になって売られれば上昇する」
これが原則です。

例えばギリシャ。
以前の財政危機のときギリシャ国債の長期金利は上がり続けました。
何故なら、国家財政の破綻が目に見えてきたからです。
当然、そんな国の国債なんて買いたくないですよね?
となると国債の値段が下がり、長期金利が上昇するのです。
ところが今回はその逆で長期金利が下がっているのです。

日本国債は品薄である

記事にはこんなことが書かれています。
>日本銀行が27日公表した来年1月の国債買い入れ方針で、購入額を従来より減らさなかったことで、市場には国債の品薄感も出た。
そうなんです、以前にもお話しましたが日本の国債は品薄。
買おうにもなかなか買えないのが現実。
少し前には日銀に対し、「市場にもっと流してくれ」というニュースが流れました。
このニュースすら左翼メディアはネガティブに報道するんですけどね、どちらかといえばポジティブな話なんですけどね。

さて、なにが言いたいかといいますと景気の低迷と長期金利の低下が連動するのは限られた国だけということ。
極めて安定しており、国際的に信用されている国はこれが連動するのです。
つまり、景気そのものの低迷は間違いのない事実。ただし、国としての日本の信用はまだまだ絶大であるということなんです。

おいおい、嘘を書くなよ

記事にこんなこと書いてます。

>日銀は大規模な金融緩和で長期金利が下がりすぎたため今年7月に金利上昇を容認する政策修正を行った。

何言ってるんでしょうね。
金融緩和は市場に金をばらまくこと、つまり通貨価値が本来は下がることになります。
事実、この緩和によって円安傾向となったことは誰でも知っています。
ですから、日銀は大規模な金融緩和で長期金利が下がりすぎた?
何言ってるんですか?逆です逆。
緩和をすれば本来は長期金利は上昇します。
金利上昇容認の政策修正と金融緩和政策は切り離して考えなきゃいけません。

まとめ

何故、いきなりこんなこと書いたかって?
なんと申しますか、ここまで平然とさりげなくデタラメを大手メディアがかけるものだなとあきれたので書き始めました。
後は今日の急激な円高。
これはアップル絡みのようなんですけどね。
面白いのは急激な円高の割に株価がさほど動いていないこと。
どうしてなんでしょうね。
こっちも注目していきたいと思っています。

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