赤字続きの現代商船が瀕死の韓国造船に発注、資金はもちろん税金   返済できるの?

ほとんど病気です。

朝鮮日報の記事です。

現代商船20隻建造、発注資金3兆ウォン超…産業銀行、海洋振興公社、輸出入銀行、貿易保険公社、資産管理公社「総動員」

現代商船が、国内造船3社に発注した超大型コンテナ船20隻の建造資金3兆1541億ウォン用意をサポートするために、産業銀行、海洋振興公社、輸出入銀行、貿易保険公社、資産管理公社から資金提供を受ける

今回の大規模な船舶建造資金支援は韓進海運破産以降、国内唯一の大型国籍海運会社として残った現代商船 の復活を助けるとともに、受注干ばつに苦しんでいる、国内造船3社の経営正常化に向けた取り組みである。

現代商船が発注した船は、1万5000TEU級8隻と2万3000TEU級12隻である。

大宇造船海洋は、2万3000TEU級7隻、現代重工業は、1万5000TEU級8隻、サムスン重工業は、 2万3000TEU級5隻をそれぞれ建造する。

1万5000TEU級8隻建造資金は約1兆1500億ウォンである。
貿易保険公社と海洋振興公社の保証を介して60%(7000億ウォン)を市場で調達し、残りの40%(4600億ウォン)は産業銀行と輸出入銀行、資産管理公社が務める。

約2兆ウォンに達する2万3000TEU級12隻建造資金の中で保証なし市場調達で40%(8000億ウォン)、産業銀行と海振興公社がそれぞれ15%(3000億ウォン)と35% (7000億ウォン)を担当する。残りの10%(2000億ウォン)は、現代商船が自主的に調達しなければならない。

政府関係者は30日、「海洋産業の振興政策に基づいて、現代商船への大規模な資金支援が行われるだろう」とし「国策銀行と関連工事などが資金調達を主導し、市場でも約1兆4000億〜1兆5000億ウォンを調達しなければならない」と述べた。

カギは、市場調達資金約1兆5000億ウォンのうち保証がない8000億ウォンだ。1万5000TEU級8隻建造資金のうち、市場で調達しなければなら7000億ウォンに対しては貿易保険公社と海洋振興公社の保証が行われるため、特に問題がないものと予想される。

しかし、2万3000TEU級12隻建造資金のうち、市場調達資金の8000億ウォンは、保証が提供されない。
海洋振興公社と現代商船は、海外投資誘致を通じてこの資金を調達する計画であることが分かった。
海洋振興公社は、保証と資金投入のために約3兆ウォン規模の公社債発行を準備している。

一方、船舶20隻の建造資金のほか、ターミナル引数など、現代商船正常化のための資金支援については産業銀行と海洋振興公社が支援の規模、分担割合などを置いて協議している。
このため、現代商船の会計法人の検証が進行中である。
産業銀行と海振興公社は、今回の検証結果をもとに支援規模を算出した後、分担比率を決定する予定である。
政府関係者は。「検証は現在、詰めの段階に入っている」「検証結果が出た後で支援規模が決まるだろう」と述べた。

 

これは以前発表された造船・海運発展案を具体化した内容でしょう。
簡単に言えば、ボロボロになった造船業に仕事を与える為、これまたボロボロの海運が船舶を発注するというもの。
そして、その資金はずばり税金。
ぶっちゃけ、造船も海運もすでに税金によって生かされているゾンビ企業という事です。

ボロボロの現代商船

さて、この政策の今後が気になるところですが、成功するかどうかについては、現代商船次第といっていいでしょう。
ですが、この現代商船、以前もここで書いたようにいまだに業績は回復しておらず、2016年の4841億ウォンの損失に対して昨年は1兆2182億ウォンと更に赤字が拡大。
今年も同様の傾向が続いており上半期だけで4184億ウォンの赤字を出しています。

今回の発注の目的はスケールメリットを発生させる事のようで、彼らは競合相手のスケールメリットを生かした低価格路線によって、利益を出すことが出来なくなったと考えているようです。
まあ、それはそれで理解できるのですが、韓進海運で自分たちがなにをやらかしたのか理解できているのでしょうか?
韓進海運に対して政府が今回と同じように資金援助。
赤字受注を繰り返し、見た目の売り上げで表面上だけをごまかしつづけ、最後はそれがバレて倒産。
その後も最悪。
一端引き受けた物流を完全に放棄し逃げ出したのもこの韓進海運。
当然、荷主は大パニック、それ以外に港とかにもありとあらゆる方面、世界中に迷惑をかけて倒産しているんです。

当然、韓国の海運会社に信用などありません。
ここで大型船舶を使ったところで、必要なだけの物流を取ることが出来るとは私にはちょっと思えません。

韓進海運の破綻から二年、いまだにどん底の韓国海運業界

安売りする韓国造船

このところ、妙に受注をとっている韓国造船。
なんと、受注だけなら世界一に返り咲いたようです。
が、同時に人員整理といったニュースが飛び込むのもこの韓国造船。
矛盾してますよね。

少し前にこれは赤字受注を繰り返しているのだろうと私は予想していますが、実際のところよくわかりません。
よくわかりませんが、この記事でひとつわかったことがあります。

大宇造船海洋大盛況、ゾンビ企業から脱出?     造船業と韓国経済破綻

ここでは大宇造船海洋は、2万3000TEU級7隻の受注を受けたとあります。
そして、この記事には
「今年、大宇造船海洋は、LNG 12隻超大型タンカー(VLCC)15隻、特殊船1隻の計商業船舶28隻を受注した。」
とあります。

つまり、受注した28隻のうち7隻は税金を投入し建造するというもの。
もしかすると、この7隻に関してはかなりの利益を出すことができる事を利用し、残りの21隻は赤字受注。
そして、全体として黒字に見えるようなことをしているのかもしれません。
いずれにしても、まともな状態とは到底思えず、いずれこちらも破綻するような気がしてなりません。

今後は?

ボロボロ同士を組み合わせ、双方を再生しようと考えた韓国政府。
恐らく、これは失敗に終わるでしょう。
そして、韓進海運と同じことが起こる気がします。

結局のところさっさと潰しちゃった方がよかったと思うんですけどね。

気になるのは日本が徹底的に無視できるかどうか?
だめですよ、そうなっても無視しないと、恩を仇で返すのが韓国なのですから・・・

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Loading Facebook Comments ...