半導体への投資が減少 価格の下落 好況期の終焉か?  サムスンピンチ!!  

絶好調の半導体市場。
この好況の流れにのってばく進するサムスン。
でも、このサムスン、得意のスマホはもはや風前の灯。
ノート9に希望を託しているようですが、まず無理でしょう。
スマホ市場はもう飽和、ここからは低価格が中心となって形成されると私は思っています。
理由?
だって、どれ使ってもさほど差は感じませんから・・

朝鮮日報の記事です。

半導体好況の陰り懸念広がる…「短期調整」の展望も

半導体産業のスーパーサイクル(超長期好況期)が終わったという懸念の声が高まっている。
Dラムなどの主要な半導体の需要減少と価格の下落、メーカーの設備投資の減少など、市場のあちこちで危険信号が検出されている。
グローバル投資銀行各社は、昨年の後に、半導体産業が鈍化しているという見通しを相次いで出し、最近になって絨毯爆撃のように売り発言を出している。

半導体専門家の間では、来年以降まで中長期調整という否定的な展望と短期的な微々たる水準の業況鈍化を見せたあと、反発するという肯定的展望が交錯している。

相次いであらわれる否定兆候

7日、有価証券市場でサムスン電子とSKハイニックスは、前取引日比2.60 %、3.68%下落した。
サムスン電子は昨年11月2日に記録した287万6000ウォンに比べ21.9%下落した、SKハイニックスは、5月25日に記録し、9万7700ウォンと比べ22.3%減の水準である。

この日、サムスン電子とSKハイニックス株価下落の原因の提供者は、前日に否定的な半導体業界レポートを出したモルガン・スタンレーであった。
モルガン・スタンレーは、「Dラムは、需要の減少に在庫が増えて価格が下落しており、NAND型の場合供給過剰状態」と診断した。
モルガン・スタンレーは、先月にも、半導体業界への投資の見通しを「注意」段階に下方修正し、投資警戒音を飛ばした。

この他にもあちこちで危険信号が検出されている。
世界の半導体市場統計機構(WSTS)によると、全世界の半導体市場は、昨年9月以降、毎月の成長率が鈍化している。
フェイスブック・ネットフリックス・テンセントの株価が急落し、主要なインターネット企業の設備投資が停滞している。
半導体メーカーの今年の下半期業績見通しが下方修正されており、サムスンも下半期に入って投資速度を調節しており、半導体の在庫日数が増加した。

前日、米国ではマイクロンの最高財務責任者(CFO)が、半導体価格の下落が事実だと言って投げ売りを呼んだ。
ブルームバーグ通信によると、シティのグローバルテクノロジー会議に参加したマイクロンCFOは、「第3四半期のNANDチップの価格が下落した」と述べた。
ブレンヒギンズKLAテンコアCFOも「私たちの会社が来月メモリチップの分野で干ばつを迎えた」と述べた。
この影響で、マイクロンとKLAテンコアは、それぞれ前日より9.87%(4.89ドル)、9.72%(11.55ドル)急落した。

年初までは概ね楽観的な視点を維持してきた国内証券も、最近、半導体関連市場の指標が悪化し、半導体産業粘性の可能性に、徐々にウエイトを移動させている。
金善宇メリッツ総合金融証券研究員は「Dラム販売価格と株価の先行性を考えると、Dラム業況はすでにピークを過ぎているという従来の保守的な視野を維持することにした」とし「第3四半期から大手企業の供給増加が市場の成長を凌駕し単価の下落は避けられない見通しだ」と語った。

ただし、半導体スーパーサイクルが続いているという反論もまだ少なくない。
これは一定レベルの価格調整はおこるものの、サーバー市場を中心に堅調な需要が維持されており、車両用半導体などの新規需要が増え、過去のような価格急落の可能性は低いという意見を出している。
イ・スンウユージン投資証券研究員は「今年の第4四半期から来年第1四半期のメモリ価格下落が進む余地はある」と言いながらも”しかし、これに備えて供給を安定的に維持させようとする企業の動きも捕捉されている」とした。

底はどこ?「短期調整」 vs 「中長期打撃」

証券市場では、半導体業界が短期調整にとどまるという意見から、中長期的に下り坂を歩くことになるという意見まで様々な分析が出ている。

イ・スンウ研究員は「グーグル、アマゾン、マイクロソフトだけでなく、データセンターの専門運用会社と複数のIT関連企業が一斉に新データセンターの建設と既存のデータセンターのアップグレードに拍車をかけている」とし「過去とは明確に異なる需要と供給のダイナミクスを考えると、たとえメモリ業況鈍化基来るとしても、その長さと深さは、短期的であり、非常に浅いレベルにとどまる可能性が高い」とした。

一方、キム・ソンウ研究員は「「微細プロセス開発の難易度の増加」と「堅調なサーバ需要」という長期的なトレンドは依然として有効だが、メモリメーカーの株価は収益性の「位置」ではなく「方向」を反映している」と指摘した。
続いて「マイクロンとSKハイニックスなどの競合他社の新規生産設備投資は、買い手側の価格交渉力を強化させ、販売価格の下落につながる」とし「来年半ばまで中短期の調整が避けられない見通しだ」と語った。

米国のインフラ投資政策や基準金利政策など対外環境の変化が半導体株価に影響をうけることがあり、もっと見守る必要があるという分析も出ている。

ギムヨングハナ金融投資研究員は「米国の中長期のインフラ投資サイクルのポリシー信頼復活が重要である」とし「米国の景気の勢いが弱まり、G2通商摩擦、トランプノミックス持続性に対する疑問などの影響で今停止と混乱に陥った米国の投資の勢いの正常化が世界の半導体楽観論を復活させる最も簡単な方法だ」とした。

また、「世界の半導体産業の大部分が韓国、台湾、中国などの主要新興国主導で展開されている」とし「9月、12月、米国の基準金利の引き上げに新興市場内の危機は、10月に米国財務省の為替報告書の発表、これを前後したウォンと人民元為替レートなどを注視する必要がある」とした。

 

相変らず気楽に構えてるような感じのする記事です。

でも、半導体って投資産業なんですよね。
投資すればするほど、スケールメリットが発生して有利になる。
これは韓国特有のイケイケ投資にぴったりの産業だったわけです。
それ故、圧倒的なシェアを伸ばすことが出来ましたが、これは大きな需要があってこそ。
需要の減退はこのような投資産業には痛手。

そういえば、東芝も半導体分野の身売りを回避できる局面もありましたが、結局、うってしまいました。
これは、将来的にみて、利益の柱にならないと判断されたためだったようです。

さて、もはや半導体頼りのサムスン。
ここへきての需要減衰、更には中国の影が迫ります。

中国の場合、多少性能が落ちても国内産のものを優先させますから、そこそこのものが出来上がってくるようになるとたちまち追い出されます。
中国はサムスンにとって主要市場ですから、これは相当な痛手となります。
サムスンのダメージはそのまま韓国のダメージ。

IMFのお世話になるのももうすぐなのかも知れません。

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