アメリカの仕掛けで人民元暴落。  再び為替介入か? 中国バブルの崩壊の前兆?

米中貿易戦争を引き金とした中国経済バブルの崩壊。
もし、これが起こると世界的が不景気の波にのまれると言われ続けています。
理由は簡単で中国のもつ市場の大きさ
自動車産業などはもはや北米を越えるほどの市場にまで成長しています。

中央日報の記事です。

人民元救う介入中国、最終防衛線はドル= 7元

中国が人民元価値下落の防衛に乗り出した。
最終防衛線は、米ドル= 7元である。より正確に言えば、ドル= 7元台以下に落ちるのを防ぐものである。
のため、人民銀行は3日、人民元先物取引保証金の割合を20%に上げるなど、人民元の安定にブーツをかけた。

人民元は現在、値を下げている。その結果人民元の価値は、6月以降、対米ドルの場合6%ほど急落した。

中国人民銀行は7日人民元の価値をドル= 6.8431元で告示した。
前日より0.12%上昇した。3取引日連続の下落を続け、小幅上昇した。
それでも人民元値は、昨年5月以降、最も低い水準にとどまっている。

米国と中国の貿易紛争が激化する中で、市場は、中国政府が人民元安を容認すると見ている。

米国が投げた関税爆弾の衝撃を人民元安で相殺するという分析が続いた。
人民元の価値が下がると、中国企業の輸出価格は下がる。関税による価格の負担を減らすことができるカードだ。

しかし、最近、中国は一方で動いている。
人民元の価値を守るために積極的に介入する形だ。
人民元先物為替取引保証金を20%に上げたのが代表的である。
こうなると、外国為替取引のコストが増える為投機勢力には負担になる。

サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)は「中国当局が貿易紛争の衝撃を緩和するための為替相場政策を使わないだろうと思われる」と報道した。

中国が人民元切り下げに米国との対決を出ていない理由は多数ある。
何よりも「人民元発作」トラウマが大きい。
2015年8月から2016年1月までに、中国は人民元の価値が急落した。

2015年8月に人民元告示為替レート算定方式を変え人民元の価値を切り下げた後、その年の末までに1兆ドルの資金が中国を抜けていった
翌年には、株式市場が乱高下で人民元の価値の下落に賭けた投機勢力との一戦を経た。

人民元の価値が下がると輸出企業の競争力は確保される。悪くない。
人民元値が急落すると話が違ってくる。中国に投資した外国資本が為替差損などを懸念し、中国を抜けて、こうなると人民元の価値が低下する。

これは、資本の追加離脱をあおって人民元の価値はより下落する悪循環が続く。外国人投資資金が抜けていくのを防ぐには、人民元の価値の安定は必須だ。

人民元安を眺める米国も意識しなければならない。
さらに気になるのは10月に米国財務省が発表した為替レートレポートだ。

中国を為替操作国に指定すると、状況が複雑になる。米国企業の中国への投資が制限され、米国政府調達市場への進出が制限されるなどの制裁を受ける。経済的打撃が相当である。

SCMPは「人民元安を貿易戦争の手段として使えば、米国の報復を誘発する」と指摘した。

経常収支の赤字に敏感な米国を刺激することができるという説明だ。
そうなれば、1985年の日本とドイツの事実上の降伏を得た「プラザ合意」が繰り返されていないと断言することはできないというものである。

内部的にも人民元安は経済の不安要因になる。
人民元の価値が下がると輸入品の価格が高くなり、物価を引き上げざるを得ない。

企業の負債の負担も増え、金融リスクも大きくなる。
ブルームバーグによると、先月から、今後1年間満期が帰ってくる中国企業と地方政府の負債は8兆2000億元(1兆3000億ドル及び1398兆ウォン)に達する。

SCMPは、「米国の連邦準備制度(Fed)が利上げを初めドルの価値が上がれば、人民元の値は、より落ちるしかない」「中国当局が人民元の価値が最大値まで落ちるのを座視することはないだろう」と指摘した。

人民元急落が本当になると予想しているもう一つの理由は、人民元安を狙う投機勢力の攻勢が弱くなったことからも理由を見つけることができる。
ブルームバーグは「人民元安の見通しが市場に広まったが、ヘッジファンドを含む投資家が人民元売りに飛び込まずにいる」と報道した。
2016年初め「人民元発作」当時人民元投げ売りに出た投資家が、中国政府の反撃に相当な衝撃を受けたからだ。

DBS、香港のトミー・ウォン氏は、ブルームバーグとのインタビューで、「2年前ひどい被害を受けたあらゆる投資家も人民元の下落ポジションを積極的に増やすほど勇敢でない」と述べた。

イ・スンフンメリッツ総合金融証券研究員は「人民元安がさらに続けば、中国当局は外貨準備高を投入してでも下げ一辺倒の人民元方向を逆に戻す」「人民元の価値がドル= 7元の下に落ちることを容認する可能性は低い」と述べた。

 

いろいろ書いていますが、相変わらず韓国のメディアは相場は苦手のようです。
前にも言いましたがこの人民元の下げはハイパーインフレ型と私は考えています。
つまり、株価の下落を防ぐため大量に発行した人民元がだぶつきドルへと流れ込んでいるものだと思われます。

日本だって円安傾向だろ?
なんて考えた人もいますが、日本の場合株価は上昇しています。
これはアメリカを中心として景気を考えた場合、ポジティブと判断されているからに他なりません。
簡単にいえば、世界景気はまだまだ良好、だから株に投資という判断をしているからです。

え?政府の買い支え?
それもありますが、実際の業績を考えればそれだけではないと判断できるはず。
ところが中国の場合、株価も下げ続けています。

これは前にもあったことですが、株を買い支える為に人民元を大量発行。
そうすると、人民元が手元に大量に発生します。
人民元だけを大量に持つことはリスクが大きいので、米ドルへと交換します。
そうすると人民元が下落、それを防ぐために中国政府がドル売り介入をするのです。

前回はうまく危機を回避できましたが、それは中国経済がまだまだしっかりしていたことによるものです。
今回は貿易戦争がトリガーとなっていますから、同じ手が通用するとは限りません。

とはいえ、この状況で中国バブルの崩壊は全世界へ大ダメージ。
トランプ大統領は解消なんて不可能なアメリカの貿易赤字なんて無視してほしいものです。

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