韓国で押井守原作・脚本のアニメ『人狼 JIN-ROH』を実写化  その結果は・・・「惨敗」

人狼という韓国映画が25日公開されました。
これは日本の押井守原作・脚本のアニメ『人狼 JIN-ROH』(1999)を、韓国で実写化したもので、少し前にこんな記事がありました。

7/20の中央日報にこんな記事がありました。

 

韓国映画『人狼』の原作者、「日本ではこのような映画は作れない」

韓国の新作映画『人狼(原題の日本語訳)』を、この映画の原作者で、「攻殻機動隊」を作った日本アニメーション界の巨匠、押井守監督が絶賛した。

26日、ワーナー・ブラザーズ・コリアによると、原作漫画だけでなくアニメーション『人狼 JIN-ROH』の製作総括を担当した押井守監督が最近『人狼』を見て、「色々考えさせられる非常に力のある作品だ」と評価した。また、「映画の中の世界観、各人物のストーリーがリアルだった。何よりキャラクターが魅力的だった」と話した。

特に「日本ではこのような映画は作れない。ハリウッドのような撮影所に驚いた。これだけのアクションシーンを撮るのも難しい。描くのも着るのも大変な強化服を着てアクション演技をすることに驚いたし、ポイントの真っ赤な目も完璧に実現された」と絶賛した。

25日に公開された『人狼』は韓国と北朝鮮が統一準備5カ年計画を宣言した後、反統一テロ団体が登場した混沌の2029年を背景に、警察組織「特機隊」と情報機関の「公安部」を中心に、絶対権力機関の間の息詰まる対決の中、オオカミと呼ばれる人間兵器『人狼』の活躍ぶりを描く

 

まあ、アニメを実写化した場合、とりあえずは原作者はこういって持ち上げるもんです。
興行的な意味合いもあるでしょうけどね。

そして、今日公開された映画の評価が下されました。
同じく、中央日報の記事です。

キム・ジウン監督「人狼」 完全版を作るにはあと、15〜20分長くなければならない

26日、ソウル三清洞で新作「人狼」に会ったキム・ジウン(54)監督の言葉だ。
前日公開された映画が厳しい評価に晒された後だった。
「甘い人生」(2005年)「良い奴、悪い奴、変な奴」(2008)などを演出したアクションビジュアル職人が総製作費230億ウォンをかけたSFアクション大作
当初「人狼」が今年期待作に選ばれた理由だ。
特に原作の日本のアニメーションの世界観をスクリーンにどのように表現するかも関心が高かった。

しかし、わずか封切り後数日でその評価が変わった。
「韓国で見られなかったアクション」「新鮮な素材」と好評もあるが、「何の話をしようとしているのかわからない」という不満の声が非常に大きかった

最初の週末ボックスオフィスで「人狼」は、同じ日に公開された「ミッションインポッシブル:フォールアウト」だけではなく、2週目に入ったアニメーション「インクレディブル2」にも押された。損益分岐点よりはるかに下の興行成績で終るとの観測が出ている。

-開封後の反応が低調である。
「試写会の時から覚悟は少しずつできていた。数多くの評価を読んだが、何を賞賛し何を批判されているのかよく分かる。SFだと思ったメロだったとか、原作とは異なるエンディングなどの映画が期待していたものとは違う失望感が作品全体の完成度までを崩れさせてしまったようだ。」

押井守が1999年脚本を書いた原作は60年代の日本が背景。
第二次世界大戦敗戦後、日本は、ドイツ占領軍に支配されたという代替歴史の中で、日本の全共闘世代の虚無感を表わした。映画は、これを南北が統一の準備に突入した2029年に韓国を舞台に移した。
国のために身を捧げた人間兵器である重慶が、自分が属している警察組織「トゥクギデ」と情報機関「公安部」、反統一テロ集団「インセクト」の暗闘に巻き込まだ。ここで重慶のトラウマを刺激する女性イユンフイ(ハン・ヒョジュ)とのロマンスが加わる。

(以下略)

 

まあ、アニメの実写化なんてうまくいくことの方が稀。
それにこれは舞台背景を何故か南北統一に絡めているんですよね。
原作は確か、クーデターを描いたものだったと思います。
これを南北統一に絡めるって・・・どう考えてもストーリーが浮かびません。
恐らく、いつものホルホルストーリーだったんじゃないですかねぇ。

お金をかけた割に話題性に乏しいこの映画。
かなりの赤字になりそうです。

ところで韓国にまともなSFアクション映画ってありましたっけ?

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