金正恩「日本人拉致問題の調査結果を再度説明せよ」  狙いはみえみえ 北朝鮮拉致問題

北朝鮮と日本との間で固有の問題といえばこの北朝鮮拉致問題。
政府は核兵器の廃棄とこの問題が解決しない限り制裁の解除はしないといいきっています。

朝鮮日報でこの拉致問題に関する新たな記事を見かけたので紹介します。

キム・ジョンウン、「日本人拉致問題の調査結果日に再び説明せよ」と指示 

キム・ジョンウン、北朝鮮国務委員長が先月、米朝首脳会談以後、北朝鮮が過去に調査していた日本人の拉致問題の結果を日本側に再度説明するように指示したと共同通信が12日報道した。

チェソンリョン拉致被害者家族会代表は「平壌の消息筋から、これらの情報を入手した」と日本政府が北朝鮮の調査結果を受け入れることが日朝対話の前提条件になると伝えた。

北朝鮮が意味する調査は、2014年5月、スウェーデンのストックホルム日朝合意時に行われたものと思われる。当時双方は、「北朝鮮は日本人拉致問題を再検討して、日本は対北朝鮮制裁を緩和する」と合意した。

以後、北朝鮮は特別調査委員会を設置し、拉致被害者を含む北朝鮮内の日本人の実態調査を行った。しかし、その後北・日関係が悪化し、北朝鮮は2016年に一方的に調査を中断した。

共同通信は、北朝鮮が今年4月南・北首脳会談以降、日本側に「ストックホルム合意は破棄されなかった」という意味を伝え、双方の合意は維持されているとした。ある消息筋は「北朝鮮当局は調査の結果をすでに非公式に日本に説明したという立場」とし「しかし、日本側が調査結果を聞いたことがないと主張して、金委員長が「再説明せよ」と指示した」と伝えた。

日本の内閣官房傘下の「拉致問題対策本部」は、北朝鮮による拉致被害者は17人と規定した。このうち5人は、2002年、小泉純一郎元首相の訪朝時帰国した

したがって、現在問題となる拉致被害者は12人である。日本政府は、彼らの生死確認と帰国を要求しているが、北朝鮮は12人のうち8人は死亡し、4人北朝鮮にいないと主張してきた。したがって、拉致問題はすでに解決された問題であることが、北朝鮮の公式立場だ。

 

さて、この中でいくつかツッコミを入れたい部分があります。

2002年、小泉純一郎元首相の訪朝時帰国した。これは明らかに間違ってますよね。
被害者が日本へ帰国しそれを北へ返さなかったという事だったはず。訪朝で帰国したのではありません。

日本政府が北朝鮮の調査結果を受け入れることが日朝対話の前提条件になる

なにをいってるのでしょうか?
北朝鮮の調査結果を受け入れるという事は、拉致問題は解決済みという北の主張を受け入れることになります。
日本にとって北朝鮮との対話で意味があるのはこの「北朝鮮拉致問題」のみ。
核兵器廃絶はアメリカが主となって行うもの。
もし、これを受け入れることが日本にできたのなら、北朝鮮に用はないのです。

スウェーデンのストックホルム日朝合意

これは小泉政権のときに合意したものです。
内容はまあ、この記事にあるものと似たようなもの「拉致の調査をする代わりに制裁を緩和せよ」です。
この合意の破棄は表面上は日本側。
でも、トリガーを引いたのは北朝鮮
いつものようにミサイルをとばしちゃいました。
そりゃ、即破棄ですよ・・・

合意は生きていると北が主張する理由

結局、制裁の緩和を核廃棄なしでやってほしいという浅はかな狙いによるもの。
これらは既に破棄されており、無効といっていいもの。
今更、これを履行したところで制裁解除などするわけがありません。

しかも、一貫して北は解決済みと主張するだけ。
17人中5人は帰国
残りの8名は死亡、4名はしらない。
何一つ、進展がみられません。
流石にこれでは日本も取り合わないでしょう。

まとめ

この、ブログで散々言ってきましたが北朝鮮は相当苦しいのです。
おそらく、軍事行動も極めて短期しか行うことはできないでしょう。
この事はアメリカも分かっている筈で、それをあえてしないのは「時期に根を上げる」と考えてのもの。

文在寅がやったことは単に北をつけあがらせただけ、ですからもう彼はこの問題からは遠ざけられています。
それでも、アメリカの事しか興味を示さないトランプ大統領ではいまいち解決に向かうかといえば、信用出来ないとしか言いようがありません。
結局先日の米朝会談は無意味に終わるんじゃないかと私は思っています。

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