現代重工業、海洋プラント工場停止    労組は大幅な賃上げ要求中

先日、超大型船舶注文94隻と大騒ぎしていた韓国造船業界。
内容をみれば、国内海運業界の受注がメイン、もちろんそれ以外の受注がみられるものの、恐らくこれは赤字受注に近いもの。
なんせ、韓国の造船大手は国からの援助がないと潰れてしまう悲惨な状況。
相変らず人員整理を進めるものの根本的な体質改善は全くといって進んでいないのが現実でしょう。

朝鮮日報の記事です。

現代重海洋プラント受注43ヶ月目「0」… 8月に稼働停止

世界1位の造船会社である現代重工業が8月から海洋プラント(海の上で原油・ガスを抜き出す構造)工場の稼働を停止している。
2014年、アラブ首長国連邦のナスルプロジェクトの後43ヶ月目海洋プラント受注を全くなく、7月末のプロジェクトが完了すると、仕事が完全に底をつくからだ。このままでは、ナスルプロジェクトに投入された海洋プラントの生産スタッフ5600人以上の雇用がなくなるだろう。

ガンファング現代重工業代表取締役社長は22日、従業員に送る談話を通じて「仕事が確保されるまで、海洋ヤード停止が避けられない」と述べた。
現代重工業の海洋プラントヤード中断は1983年4月に竣工以来35年ぶりのことである。
カン社長は「どのようにしてもヤードのダウンだけ防ぐという考えに複数のプロジェクト受注戦に飛び込んだ、積極的に入札に参加したが、私たちの3分の1の水準人件費で攻撃してくる中国やシンガポールとは競合にならない」とした。

このような中で、現代重工業労組は賃金引き上げを要求してストライキ手続きに突入した。
カン社長はこの日、労組も「譲歩が必要だ」と苦痛分担を訴えた。彼は「外部の誰かがこの問題を解決してくれることもない」とし「無責任な闘争スローガンは適当ではない」と強調した。
労組は今年の賃金団体協議で会社側に基本給14万6747ウォン引き上げ、自己啓発非追加支給など月給30万ウォン以上の印象を要求している。
会社側は「会社の事情が厳しいほど基本給を20%返納しなければならない」という立場だ。

現代重工業の海洋プラント停止は数年間続いたグローバル海洋プラント市場不況による仕事量の不足が主な要因である。最近、国際原油価格の上昇で、市場はやや回復傾向を見せているが、韓国の造船会社の競争力が墜落し、受注も容易ではない状況だ。受注をしても、設計をした後、実際の生産に入るには1年〜1年6ヶ月がかかるため、当分の間、仕事量の不足は続くしかない。

海洋プラントは、2009年のグローバル金融危機以前はバレル100ドルを越える原油高の影響で発注が大きく増え、韓国朝鮮に恵みの雨の役割をした。
しかし、グローバル金融危機によって原油価格がバレル当たり20ドル半ばまで急落し、発注先の海洋プラントの受け取り拒否が続出した上生産コストも大幅に増加、その結果、韓国の造船会社に数十兆ウォンの不良を与えた。

 

受注0の状態が43カ月つづき、その結果プラント工場が停止したという記事です。
この記事について私なりにコメントを入れたいと思います。

海洋プラントの需要がない

海洋プラントは海上で原油やガスなどを採掘するものです。
原油価格の推移をみると昨今は以前より上昇し1バーレル70ドル付近で停滞しています。
私の考えではおそらくここからの上昇はかなり苦しいとは思いますが、一時期は30ドル目前まで行きましたから以前より産油国は潤っているはずです。
ところが海洋プラントの発注が盛んに行われないのは生産能力に余力があるからに他なりません。
なんせ、価格の下落を防ぐためにOPECで大幅な減産をしたので余力があるのです。
アメリカがイランへ制裁をしたことを理由として先日OPECは増産を決定しましたが、それとて以前のレベルまで戻した訳ではありません。
根本的に海洋プラントの需要が少ないのです。

足を引っ張るのが韓国労組

韓国といえば、業績を無視して無茶な要求を繰り広げ平気で長期ストライキを起こす労組でしられます。
現代ももちろんそういった労組を抱え毎年の様にストライキを行っています。
今年も記事にあるように「基本給14万6747ウォン引き上げ、自己啓発非追加支給など月給30万ウォン以上」と月額でいえば日本円で4.5万円の賃上げを要求しています。
会社の業績を考えればとんでもない要求です。
しかし彼らは「会社の業績不振は経営側の責任であり自分たちの責任ではない。」と本気で考えているので全然平気です。
これを繰り返したことで人件費は経営を圧迫し海外とのコスト競争に勝てなくなっているのです。
つまり、業績不振は自分たちの責任ではないなんていう思考そのものが異常なんです。

まとめ

根本的に海洋プラントの需要はそれほどありません。
そして、人件費の高騰で価格競争力が皆無。
これではまともな受注が出来るはずがありません。
にも拘わらず、無茶な賃上げ要求を繰り返す労組。

この労組はおそらく、大幅に増えたと騒ぐ船舶のほうをあてにしているのでしょう。
ですが、実際には船舶のほうもまともな受注をしているようには思えません。
この辺りを考えると今後の展開としては韓国GMと似たような展開(散々揉めたあと、賃金凍結+人員整理)になるものとみられます。
結局、凶悪労組によって会社を食いつぶすという韓国お決まりのパターンがはまりそう。
それにしても、この人たちには学習能力がないのでしょうか?不思議で仕方がありません。





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